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天然ガス
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 天然ガスを巡る動向 

(1)天然ガスの供給推移

  我が国における天然ガス利用は、液化天然ガス(LNG)の導入以前においては、国産天然ガス生産地の周辺のみであり、我が国の一次エネルギー総供給に占める割合は約 1%に過ぎなかった。
 我が国のLNG輸入については、1969年アメリカ(アラスカ)からの導入を皮切りに、1972年ブルネイ、1977年UAE(アブダビ)、インドネシア、1982年マレーシア、1989年オーストラリア、1997年カタール、そして2000年からはオマーンからの輸入が開始され、1999年度では、天然ガスは我が国の一次エネルギー総供給の約13%を占めるに至っている。
 また、天然ガスの供給における輸入の割合は、石油と同様に極めて高く、約97%であり全量がLNGで供給されている。我が国に対するLNGの供給元は、インドネシア、マレーシア、オーストラリア等のアジア・太平洋地域からの輸入がその太宇(80%)を占めている。
 なお、天然ガスは火力発電向けの需要の他、都市ガスの原料として利用されている。
 2001年3月現在、一般ガス事業者は238事業者、そのうち、天然ガス導入事業者は133事業者、原料に占める天然ガスの割合は全国合計で87.2%に達しているところである。現在、中堅の地方都市ガス事業者は、天然ガス化のためのLNG基地等供給基盤を整備中であり、さらに、他の地方中小都市ガス事業者についてもIGF計画(ガス種統一計画)に沿って、可能な限り2010年を目標に天然ガス化を推進していくこととしている。

 

【我が国の供給国別LNG輸入量推移】
我が国の供給国別天然ガス輸入量推移グラフ
(出典)日本貿易月表より作成


【我が国のLNG輸入元(2000年度)】  
 
(単位:LNG換算万トン)
インドネシア マレーシア オーストラリア カタール ブルネイ アブダビ アラスカ オマーン うち
ア・太平洋
1,812
1,092
715
600
572
480
126
12
5,410
4,318
33.50%
20.20%
13.20%
11.10%
10.60%
8.90%
2.30%
0.20%
100%
79.80%
(出典)日本貿易月表より作成

【天然ガス供給における国産、輸入の別(2000年度)

輸入量(比率) 国産量(比率) 総供給量
54.1(96.8%) 1.8(3.2%) 55.9
(出典)日本貿易月表、エネルギー生産・需給統計月表より作成


(2)今後の見通し

 今後、需要サイドの1)天然ガス火力発電向け需要の増加、2)都市ガス需要の増大及び都市ガスの天然ガス化の進展に伴う需要増、 3)運輸部門における天然ガス自動車の導入による需要増から、供給量が伸びることが見込まれている。
 なお、天然ガスの供給見通しについては、他のエネルギーと共に、2001年7月、総合資源エネルギー調査会総合部会、需給部会において報告がされたところである。現在の政策枠組みを維持した場合のエネルギー需給(基準ケース)は、2010年度の 1次エネルギーの総供給量を622原油換算百万klと見通しており、このうち天然ガスは、82原油換算百万kl(総供給量の13.2%)とし、また、環境保全や効率化の要請に対応しつつ、エネルギーの安定供給を実現するという、目標ケースとして見た場合、2010年度の1次エネルギーの総供給量は602原油換算百万kl程度となり、このうち天然ガスは、83原油換算百万kl程度(総供給量の14%程度)と試算されている。
 

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