ISO50001(エネルギーマネジメントシステム)


ISO50001とは

 ISO50001は事業者がエネルギー使用に関して、方針・目的・目標を設定し、計画を立て、手順を決めて管理する活動を体系的に実施できるようにした仕組み(これを規格では‘組織のEnMS’という)を確立する際に必要な要求事項を定め、全ての組織に適用できる世界標準の規格です。
 この規格は、組織がエネルギーパフォーマンスを継続的に改善するために必要なシステムとプロセスを確立し、エネルギーの体系的な運用管理によって、温室効果ガスの排出量やエネルギーコストの低減につなげることが意図されています。
規格の要求事項の特徴のひとつにPDCAアプローチがあります(下図)。
EnMSにおけるPDCAアプローチ

図 EnMSにおけるPDCAアプローチ

 PDCAアプローチとは、Plan(計画)-Do(実施)-Check(点検)-Act(処置・改善)の4つの段階を1サイクルとして順次回し、最後のActをPDCAの先頭サイクルにつなげることでスパイラルアップが図れる仕組みです。特に、点検段階では監視・測定及び分析、内部監査、不適合に対する是正・予防処置などが含まれ、 処置・改善段階ではトップマネジメントによるレビューの場で改善に必要な方針や目標の見直し、変更処置がとられます。
 またISO50001はISO9001(品質マネジメントシステム)やISO14001(環境マネジメントシステム)の規格と親和性・互換性のある規格となっています。
 さらにISO50001は既存のマネジメントシステム規格のISO9001やISO14001などと同様、第三者審査による認証を取得することができる規格です。
 規格の導入活用や認証取得することのメリットは他のマネジメントシステムと同様、
  1. コストダウン
  2. 効率向上、省エネ、環境負荷低減
  3. 企業イメージの向上
  4. 取引の優位性:顧客との取引条件、公共事業の入札条件、海外(中国・ブラジル・インド・米国・EU諸国など)ビジネス取引の必須条件となる場合
があります。
 以上のように、適切な”Plan-Do-Check-Act”(PDCA)プロセスの導入による着実なエネルギー管理を行うことができ、国内外でビジネスチャンスを広げることも可能です。

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