再生可能エネルギー導入事例

再生可能エネルギー導入事例6

太陽光発電システムなど再生可能エネルギーを、導入しているご家庭の声をご紹介します。

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アパートオーナー Sさん(計5棟設置)
東京都文京区ほか 集合住宅
屋根タイプ:片流れ など
パネルメーカー名:S社(日本製)
モジュールの種類:多結晶型モジュール
2011年 共用部連系
屋根一体型モジュール
所有する複数のアパートの屋根に太陽光発電を設置して売電。

きっかけは、業界紙の広告。

賃貸経営に関する業界紙を購読しているんですが、その中にトピックとして載っていた広告を見たのがそもそものきっかけです。そこにあった、アパート向けの太陽光発電、余剰電力の買い取り、というのが自分の中では新しく感じられたんです。というのも20年ぐらい前に強引なセールスを受けて、太陽熱や太陽光の業界にはネガティブなイメージを持っていたんです。それが、広告を見るといまはお金がかかるだけではなくお金がいただけるというので、なにか変わってきたんだなぁと思いまして、その会社に問い合わせてみたんです。

周囲はみんな太陽光発電の悪口で反対!?

問い合わせはしたものの、最初のうちは正直いって半信半疑なところもありました。でも導入の場合のシミュレーションを出してもらったら、もらえるお金と投資の金額と、自分が思っていた試算とだいたいあってたので、これなら悪くないなと。
ただ、同じ業界の管理会社などにソーラーパネルを載せたいと話しても、みんな悪口しか言わなかったですね。あれは屋根に穴があくから評判が悪いとか、マイナスのことばっかり言われました。いまでこそみなさん設置してますけど、2010年ごろはまだそんな感じだったんです。でも、過去の経験からいくとみんなが悪口を言ったりけなしたりするときは、逆に結果的にいいというのがあったんで(笑)、それで決めました。

所有する10物件のうち5箇所に設置。

外観話が決まってから設置されるまでは2ヶ月ほどです。所有賃貸物件は10棟あったのですが、北向きの屋根はダメで平らな屋根もダメでというのもあって、実際に設置したのは5箇所です。ダメなものはダメと理由がちゃんとあるというのも、業者さんへの信頼につながりましたね。

とりあえず1つ設置してみてから他をとも思っていたのですが、売電が48円/kWhと高い時期でしたし、補助金が終ると言われていたので、5箇所に同時進行で取り付けました。住人の方々へは、業者さんから工事のチラシを入れてもらいました。ワンルームなので住人は学生さんやお勤めの方で、日中はいらっしゃいませんし、部屋に入って行う工事もないので住人のみなさんの生活には特に影響はありませんでした。

発電量の半分以上を売電できる「共用部連系」。

自動販売機どの物件も*「共用部連系」システムで、発電した電力はアパートの共有スペースで使用しています。電灯、自動販売機、インターネット回線設備などの電気代の、半分以上をまかなえています。ほかは余剰電力として売電しているのでかなりの利益が出ています。物件によって日当りのいいところと、そこそこのところと違いはありますが、どの物件も利益が出ていて損はひとつもありません。
将来的には*「各戸連系」も、と業者さんにはすすめられています。借り手にとって賃貸の決めてはやはり圧倒的に家賃。太陽光発電で電気代が安くなるというのがどれくらい魅力になるのかわかりませんが、環境意識の高い女性の方へは「エコアパート」というアピールはできそうですね。
*「共用部連系」とは、ソーラーパネルをパワーコンディショナーに接続して、発電した電力を賃貸物件の共用部部分の電気に使用します。余剰電力の売電収入はオーナーまたは管理会社が全て受け取ります。
*「各戸連系」とは、屋根に設置したソーラーパネルを各部屋に接続して、入居者一人ひとりが太陽光発電の恩恵を受けられるシステムです。

設置して初めて気づいた、季節変動。

発電状況のモニターは各アパートに設置しているので見にいくことはありませんが、電力会社からの明細で細かくチェックをしています。設置してから1~2年ほどたったので季節変動もわかってきました。11月12月ぐらいになるとどーんと発電量が落ちるんで、最初はびっくりしました。そして5月になるとばーんと上がります。真夏は少し落ちます。暑すぎて発電効率が悪くなるんだそうです。化粧品メーカーが女性によく言っている、5月の方が真夏よりも紫外線量が多いですよ、というのと似たような話なのかもしれませんね。

空き地で太陽光発電、山で風力発電も。

以前は悪口を言ってた同業者たちも、新築の際には企画や設計の段階から太陽光発電を考慮したり、今ではそれぞれに独自の理論展開で太陽光発電を検討して導入していますね。アパート向けの国の補助金制度が変わったり、大震災があったり、買い取り制度が始まったりで、意識にも状況にも大きな変化が生まれているのを感じます。今後、太陽光発電の普及によって、状況はどうなっていくのか興味深いですね。いま200坪の空き地に50kWのソーラーパネルを設置して全量買い取りや、山の土地での風力発電も考えています。しかし、売電の入金というだけでは、現状ではまだまだ融資が厳しいのがネックになっています。

東京都文京区 集合住宅

取材協力:株式会社日本エコシステム

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