地熱発電について

地熱発電の形式

シングルフラッシュ

日本の地熱発電所では最も多く採用されている方式です。

シングルフラッシュ方式
シングルフラッシュ方式

  1. 生産井(蒸気井)を使って地下深部の地熱貯留層より地熱流体を取り出します。
  2. この地熱流体を二相流輸送管により気水分離器(セパレータ)に導き、蒸気と熱水とに分離します。
  3. 分離後の蒸気は蒸気輸送管を通して発電所に導かれ、タービンを回して電気を作ります。
  4. 役目を終えた蒸気は、復水器によって温水となり、冷却塔で冷やされた後、再び復水器の冷却水として利用されます。一般的に余った冷却排水は還元井により地下深部へ戻されます。
  5. 一方、分離後の熱水は、熱水輸送管によって還元井に導かれ、地下深部へ戻されます。

ドライスチーム方式とは

噴出する地熱流体が天然の乾燥蒸気のみの場合、その蒸気で直接タービンを回し電気を作る方法です。イタリアのラルデレロ、アメリカのガイザース、日本の松川などでこの方式が採用されています。
シングルフラッシュ方式のセパレータでは蒸気と熱水を分離しますが、この方式では蒸気中に含まれる岩片などを取除くスケールセパレータなどが使われます。

ドライスチーム方式

用語説明

地熱流体
生産に使用する地熱井から噴出する流体。ほとんどの場合、熱水と蒸気の混合流体のため二相流とも言います。
タービン
タービンは、発電機を回すための羽根車で、蒸気の力で回る風車のようなものです。1分間に3,000回転(50Hz地域)または3,600回転(60Hz地域)で発電機を回し、電気を作ります。
復水器
タービンを回し終わった蒸気を水に戻す装置で、タービンの仕事を効率よくするために、この中を真空に保っています。
冷却塔
復水器から出る温水を冷却する装置。ここで冷却された水は再び復水器の冷却水として使われます。

「地熱発電について」TOPに戻る