今冬やるべき節電

【知らなかった!】インテリア&家電コーディネーター戸井田園子さんに教わる 家電使いをマスターして、賢く冬の節電生活

  • 1.ニーズが高まる”冬の節電”
  • 2.暖房器具の効率的な使い方をマスターする
  • 3.まだある、冬の節電の工夫

2.暖房器具の効率的な使い方をマスターする

① 暖房器具の特長を組み合わせた「暖房計画」を立てる

暖房器具には暖め方によって大きく2つの種類に分かれます。それぞれのメリット・デメリットを把握して、部屋全体を暖める「メイン暖房」と、身体を暖める「サブ暖房」を上手に組み合わせた暖房計画を立てることが、節電への近道。

例えばエアコン(メイン)+ホットカーペット(サブ)、ファンヒーター(メイン)+こたつ(サブ)などを組み合わせると、暖かくて快適な空間を効率的につくることができます。また、メイン暖房の中でも、対流式と輻射式があるので、併用する場合は別の種類を組み合わせるようにしましょう。

暖房器具の種類

ちなみに、家庭の一般コンセントは上限が1500Wのため、エアコン以外の電気暖房では10畳以上の大きな部屋全体を暖めることは難しいです。また、電気は灯油やガスなどに比べると光熱費が高くなりますので、寒冷地では低コストで高い暖房能力を出せる灯油をメイン暖房にし、電気暖房は併用するのがおすすめです。

② メイン暖房・器具別の特長と上手な使い方

暖房器具にはどれもメリット・デメリットがあり、これだけで100点満点というものはないのが実情です。わが家の条件に合わせて、もっとも適した暖房器具を選んで効率よく使うようにしましょう。

エアコン 最も省エネ効率が高いメイン暖房

① 節電効果は夏より冬のほうが高い

いまだに、エアコン暖房は電気代がかかるというイメージを持っている人も多いのですが、実は暖房器具の中でもっとも省エネ効率が高いのがエアコン。1990年代後半以降年々省エネ効率はアップしていて、技術的にはかなり高いレベルまで到達しています。 エアコンの場合、冷房より暖房のほうが消費電力は高く、約3倍。それだけに、節電効果が夏よりも出やすいともいえるでしょう。

② 徹底的な省エネ+快適性の追求

省エネ性能というハード面では極限まで工夫が凝らされていることもあり、メーカー各社が力を入れているのが快適性です。
エアコンはどうしても天井付近に暖かい空気がたまってしまい、足元が冷える傾向がありました。対策としては、風で空気を循環させるサーキュレーターや扇風機などを上手に併用し、暖かい空気を部屋全体にいきわたらせるようにすること。最新機種のエアコンでは、温風を床に向かって噴き出すことで自然と空気を循環させ、部屋全体を暖めるものも登場しています。エアコンがサーキュレーターの役割を果たすようになった分、サーキュレーターの電気代が節約できるという効果も。

また温度センサーによって、室内にいるそれぞれの人の体感温度に合わせた暖め方をすることも可能に。室温設定よりも体感温度を+3℃アップすることもできます。また、人がいないときのつけっぱなしを防止するなど、ムダな電気を見えないところで徹底的に省いてくれる点もポイントです。最新式のセンサーを搭載することで、25%省エネ効果がアップするというメーカーの試算もあるほどです。

③ 頻繁なON/OFFは電気のムダ使い

ちなみに、夏のエアコンは条件次第では、24時間つけっぱなしのほうが節電効果があるといわれていますが、冬も頻繁につけたり消したりするのはご法度。エアコンは立ち上げが一番電気を消費するので、安定運転になってから1時間以内であればつけっぱなしのほうがいいでしょう。

覚えておきたいのは、暖房は空気そのものを暖めるのではなくて、壁や床、天井という躯体が暖まることで効果が現われるということ。そういう意味でも断熱効果の高い家やマンションは、節電効果がより高くなります。

床暖房 快適性は随一。ヒートポンプ式で電気代を抑えて

輻射熱方式で最も快適性が高い暖房が床暖房。導入の初期費用が高いのが難点ですが、電気式の場合はエコキュートやエコジョーズなどのようにヒートポンプ式を採用することで、電気代を安く抑えることができます。

ファンヒーター 即暖性にすぐれているので、トイレやキッチンにも

温風で暖める対流式暖房器具。スイッチを入れるとすぐに立ち上がるので、室内を早く暖めたいときに向きます。部屋全体用からトイレや足元用などの小型も。温風を出し続ける暖房なので、ホコリや乾燥対策が必要です。タイマー機能や加湿機能は寝室や子供部屋などに、人がいると自動的に暖房してくれる人感センサーはトイレなどで使うのに重宝しそうです。

遠赤外線ヒーター メイン暖房と併用したり、スポット暖房として便利に使える

電気ストーブ、ハロゲンヒーター、カーボンヒーター、シーズヒーターなどヒーターの素材によって呼び方が違いますが、遠赤外線で暖めるという基本的な仕組みは同じです。
ヒーター管が発する遠赤外線があたった人や場所(壁や床など)を暖め、その輻射熱で空間も暖まります。身体にあたるとすぐに暖かさを感じますが、広い範囲はカバーできないのでエアコンなどと併用するのが便利です。節電モードや出力調整による省エネモードを上手に活用して。ヒーター部分が熱くなるので、安全機能などの確認も忘れずに。

オイルヒーター やさしい暖かさが魅力だが、電気代は最も高い

本体内にあるオイルを加熱して部屋全体を暖めるタイプ。風もなくおだやかな暖かさが心地よい、海外では主流の暖房器具です。デザイン性の高さも人気の理由となっています。ただし、立ち上がりは遅く、本体価格もランニングコストもほかの暖房器具に比べると高めになります。

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