水力発電について

地域との調和

ハイドロバレー計画の概要

規模の小さな水力発電は、地域の渓流やかんがい用水路、上下水道などの身近な水事情(水量・落差)に応じて柔軟に設置することが可能です。
「ハイドロバレー計画」とは、これらの小水力発電所を建設し、この発電所で発生した電力を利用(自家消費)して特色のある産業を興し、地域の活性化と雇用の創出を図るものです。
いま、「ハイドロバレー計画」は、「地域未開発エネルギーの発掘」と「町おこし、村おこし」の大きな可能性を秘め、各地方公共団体の真剣な取り組みがスタートしています。

発生した電力の利用例

  • 農産物のハウス栽培施設における利用
  • オートキャンプ場、貸しロッジ、物産館などの施設での利用
  • 学校、図書館、体育館、運動場などの公共用施設での利用
  • 街路灯の普及

など、地域の諸事情に合わせ、アイディア次第で多様な利用方法が考えられます。

各種補助制度の活用

ハイドロバレー計画の実現に当たっては、国が設けた各種補助制度(経済産業省・農林水産省・総務省等)があり、これらを活用することで初期投資の負担を軽減することができます。
そして、小水力発電所は稼働後、地域経済に大きく貢献する施設になるのです。

広島県山県郡北広島町の自家消費型水力発電所(川小田発電所)

川小田発電所は北広島町(旧芸北町)が自家消費を目的として建設し、平成15年3月に運転を開始した水力発電所です。
水力発電所の計画に当たっては、国が設けた補助制度を活用し、発生した電力は町内の温泉ふれあい施設「芸北オークガーデン」で使用されています。
この発電所はまさに地域振興のために作られた、地域になくてはならない水力発電所になっています。

川小田発電所

熊本県上益城郡山都町の水力発電所(清和発電所)

清和発電所は、緑川の豊かな水資源を活かして熊本県上益城郡山都町(旧清和村)が既設砂防えん堤を利用して開発し、平成17年4月に運転を開始した環境に優しい水力発電所です。
清和発電所の計画は、平成14年度に(財)新エネルギー財団が実施した「ハイドロバレー計画策定調査」(青葉の瀬地点)として検討されたもので、平成15年度には「ハイドロバレー計画関連調査」による測量・地質調査、「中小水力開発促進指導事業」による実施設計及び(社)電力土木技術協会による「水力発電所立地環境調査」を経て、平成16年度に建設されました。

発電計画
事業主
熊本県上益城郡山都町
(旧清和村)
河川名
緑川水系緑川(一級河川)
発電所名
清和発電所
発電方式
水路式(流れ込み式)
取水位
EL430.700m
放水位
EL410.610m
総落差
16.20m
有効落差
14.38m
最大使用水量
2.00m3/s
最大出力
190kW
年間可能発電電力量
952MWh
取水堰として利用した砂防えん堤

取水堰として利用した砂防えん堤

山小屋風の発電所

山小屋風の発電所

ハイドロバレー計画の窓口
(財)新エネルギー財団 水力本部
電話03-5275-9824

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