第4節 市場原理の活用を巡る課題

近年、経済活動の国際化が急速に進展してきており、エネルギー分野についても、我が国のエネルギーコストが他の先進諸国に比べて高い場合、国民生活のみならず、我が国産業の競争力にも影響を及ぼすことから、規制改革等を通じ公正な競争を促進し、効率的なエネルギー供給システムを確保することへの要請が強まっています。

このため、我が国のエネルギー分野での規制改革が推進され、例えば、石油については、1996年の「特定石油製品輸入暫定措置法」の廃止による石油輸入の自由化、2002年の「石油業法」の廃止による製油精製設備の新増設の自由化等の規制緩和が実施されました。電気事業については、1995年の卸電力分野への競争導入に続き、2000年に小売の部分自由化が実施されました。ガス事業については、1995年に小売の部分自由化が実施され、1999年には自由化範囲の拡大が図られました。さらに、電気・ガスの両事業について、2003年6月には関係法律の改正を行い、ネットワーク部門の公平性や透明性の確保等、更なる制度整備を図るとともに段階的な自由化を進めることを内容とする制度改正を行いました。

このように我が国のエネルギー産業については、これまでもさまざまな改革が行われており、電気料金、ガス料金等のエネルギー価格は、近年下降傾向にあります。国際的に見た場合、比較には様々な方法があるため、単純な比較は困難ですが、電気料金、ガス料金等のエネルギー価格の内外価格差は、縮少傾向にあります(第114-1~4)。

【第114-1】過去10年の電気料金単価の推移

【第114-1】過去10年の電気料金単価の推移

【第114-1】過去10年の電気料金単価の推移(xls形式:43KB)

【第114-2】過去10年の都市ガス料金の推移

【第114-2】過去10年の都市ガス料金の推移

【第114-2】過去10年の都市ガス料金の推移(xls形式:32KB)

【第114-3】電気料金の国際比較

【第114-3】電気料金の国際比較

【第114-3】電気料金の国際比較(xls形式:44KB)

【第114-4】ガス料金の国際比較

【第114-4】ガス料金の国際比較

【第114-4】ガス料金の国際比較(xls形式:32KB)