よくある質問とその答え

エネルギーに関する、国民の皆様からよくあるご質問とその回答をまとめています。

地球環境とエネルギー

地球温暖化とエネルギーの関係について教えて下さい。

二酸化炭素、メタン等の気体は地表から熱が宇宙空間に逃げるのを妨げる働きがあります。これらの気体を温室効果ガスと呼んでおりますが、人為的な温室効果ガス排出の多くはエネルギー起源であり、我が国における温室効果ガスの約9割はエネルギー起源の二酸化炭素となっております。

2015年度の我が国の温室効果ガス排出量は約13億25百万トンとなっており、工業プロセス、廃棄物、その他を除いたものがエネルギー起源の二酸化炭素です。CO2排出量の中では、一般電気事業者によるCO2排出量が約4割で、電源構成に大きな影響を受けます。

円グラフ「温室効果ガス排出量(1,325百万トンCO2換算)の内訳(2015年度)」

出典:
環境省 日本の温室効果ガス排出量

円グラフ「二酸化炭素排出量(1,227百万トンCO2)の内訳(2015年度)」

出典:
環境省 日本の温室効果ガス排出量

CO2排出量の推移
棒グラフ「エネルギー起源CO2排出量/一般電気事業者によるCO2排出量」2010年~2015年における推移
(単位:百万トンCO2換算)

出典:
環境省 日本の温室効果ガス排出量

主要国の二酸化炭素排出量について教えて下さい。

温室効果ガスの排出削減が喫緊の課題となる中、世界の温室効果ガス排出量は、2000年から2010年の10年間で、日本の年間排出量の約7倍にあたる約90億トン-CO2もの増加を見せています。

日本は、中国、米国、EU、インド、ロシア等に次ぐ主要排出国のひとつであり、排出量は世界の約3%です。そのため、世界の温室効果ガス排出量を削減するためには、日本国内での削減を進めるだけでなく、全ての国が参加する公平かつ実効的な国際枠組みを構築することが不可欠であり、その鍵を握っていた、2015年12月のCOP21でそうした枠組みの構築が目指されていました。結果として、京都議定書において世界の排出量の約13%~22%分の国々しか削減義務を負っていなかった状況から脱し、全ての国が削減目標を設定するパリ協定が採択されました。

我が国においては、2013年度のエネルギー起源CO2排出量は、12.35億トン-CO2となり過去最高となりましたが、直近の2015年度(確報)では昨年度に続き減少に転じ、エネルギー起源CO2排出量は11.5億トン-CO2となりました。このような状況を踏まえつつ、我が国の温室効果ガス排出削減目標は、欧米と比べても野心的な、2030年度に2013年度比マイナス26.0%の水準にすることとしています。

また、各国の基準年を2013年度比に揃えれば、米国はマイナス18~21%(2025年)、EUはマイナス24%(2030年)となっています。なお、削減目標の基準年について、米国は2005年、EUは1990年であり、基準年によって削減率が変わるため、削減率のみで評価することには留意が必要です。

主要国の約束草案の比較

「削減目標の国際比較(日本、米国、EU、中国、韓国)」

  • 日本は2013年と比べた場合の数値、米国は2005年と比べた場合の数値、EUは1990年と比べた場合の数値を削減目標として提出
  • 比較する年度を「2013年」に合わせて数値を比べてみると、日本の目標は高いことが分かる
出典:
主要国の約束草案(温室効果ガスの排出削減目標)の比較(経済産業省 作成)
下線は各国の基準年

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